木の魅力を感じられる
天王のオリジナル商品
「木製プレート」「育てる木製トレイ」
木の魅力を感じられる
天王のオリジナル商品
「木製プレート」「育てる木製トレイ」
広島市/広島
2024.11.13
広島市で壁板や床材などの建材づくりをする、株式会社 天王。木材選定から加工や塗装まで一貫して行い、品質の高さと確実な納期で県内外の事業者から信頼を寄せられています。
天王は2021(令和3)年に、自社ブランドの「Ten & O」を設立。建材づくりで培ったノウハウを生かし、一般向けオリジナル商品の開発販売にも乗り出しています。
代表取締役社長の天王淳雄さん、「Ten & O」で主に企画開発を担当する奥様の美鶴穂さんに、「Ten & O」商品の魅力についてお聞きしました。
終始和やかにお話いただいた淳雄さん(左)と美鶴穂さん(右)
「Ten & O」最初の小物として発売された「木製プレート」。壁飾りやコースター、小物置きなど使い方は自由だ。
使用木材は、家具部材などをつくる際に出るヨーロピアンビーチ(欧州ブナ)の端材。積層技術で一枚板のように加工し、レーザーカッターでカット。そこにUVインクジェットプリンタでイラストをプリントしている。創業約50年の木工会社の技術が光る商品だ。
また「素朴な木目はもちろん、イラストも魅力です」と美鶴穂さん。まんぷくシリーズ、ひろしまシリーズ、ねこまみれシリーズの3シリーズ展開で、イラストは全て広島在住のイラストレーター、堤淳子さんが手掛けている。
ぽっこり膨らんだお腹、広島風お好み焼きや広島牡蠣を食べてご満悦の表情が、クスリと笑いを誘う。またいかにもしなやかで柔らかそうな体つきの猫たちは、見ているだけでほっこりしてくる。また、夏と冬には期間限定のデザインも発売されるそうなので、注目してほしい。
広島土産や、県外の方へのちょっとしたプレゼントにもぴったりだろう。
廃材を活用したSDGsな商品「木製プレート」
2024(令和6)年6月に、新商品として発売されたばかりの「育てる木製トレイ」。現在は3サイズ展開となっており、眼鏡、ペン、鍵など、さまざまなものをお好みで置ける。
「育てる木製トレイ」の大きな特徴は、広島県産スギの無垢材を使用していること。スギはヒノキなどと比べて木目がはっきりと出やすいため、天然木の美しさを存分に感じられる。
また使ううちに飴色に変わっていく経年変化も魅力。使い方や環境により異なる色合いになるので、自分色に育てる楽しみを味わえる。
「より良い暮らしをするために使っていただければ」と淳雄さん。棚の中などにしまうのが面倒な毎日使う小物や、見た目も愛でたい大切な小物の居場所として使えば、自分の周りの空間をより心地良いものにできるだろう。
3つのサイズから選べる「育てる木製トレイ」
最後に「Ten & O」の今後の展開についてお二人に伺うと、淳雄さんからは「今後もさまざまな商品を展開していくと思いますが、変わらず『木』にこだわっていきたいですね」という言葉が返ってきた。
また美鶴穂さんは「UVインクジェットプリンタで、商品の裏側などにロゴを入れるサービスを提供していきたいです」とのこと。会社の創立記念品として使われる際などに、社名のロゴなどを入れて、お客様により喜んでもらいたいそうだ。
木工会社の技術と新たなアイディアで、今後も「木」にこだわった素敵な商品を届けてくれそうな「Ten & O」。まずは、現行の「木製プレート」と「育てる木製トレイ」を手に取ってみてはいかがだろうか。JR西日本が運営するDWモールやekie広島駅内のしま商店でも販売されているので、見つけてみてほしい。
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