思い出を新たな形に。
お客様に寄り添う
ランドセルリメイク
思い出を新たな形に。
お客様に寄り添う
ランドセルリメイク
福山市/広島
2024.09.18
広島県福山市で牛革製品の製造販売を行うレザースタジオサード。その主力事業の一つがランドセルリメイクです。6年間の思い出を新たな形にして長く愛用したい。そんなお客様の思いをかなえてくれるサービスとして人気を集めています。
株式会社サードの三島進代表に、ランドセルリメイクについてお聞きしました。
店内にはランドセルリメイクのサンプルが数多く展示されている
レザースタジオサードがランドセルリメイクを始めたのは2011(平成23)年のこと。一人のお客様から「ランドセルのリメイクはできないか」と相談されたのがきっかけだった。
三島さんはいいものを長く使っていってほしいという思いから、それまでにも着物の帯をバッグにするなどさまざまなリメイクを行っていた。そのためランドセルリメイクの要望を受けた時も「素敵だな」と思い、迷わず取り組むことを決意したという。
その後ランドセルリメイクの需要は年々増えていき、2024(令和6)年の年間依頼件数は300件以上になる見込みだ。なぜこれほどまでに人気を集めているのか、理由を三島さんに聞くと「はっきりとは分かりません。ただリピート率がとても高いんですよ。一度ご依頼いただいた方は下の子の卒業時にもほぼリピートしてくださいます」と嬉しそうに話してくれた。満足度の高さも人気の理由といえるだろう。
豊富な実績に裏打ちされた品質の高さが魅力
レザースタジオサードのランドセルリメイクアイテムは、キーホルダー、財布、ペンケース、しおりなど多種多様。基本となる種類と形はあるが、希望に応じてさまざまな種類や形にも対応できるという。これまでにドラムのスティックケースといった変わり種を手掛けたこともあるそうだ。
ランドセルの素材は本革だけでなく合皮でも対応可能。またひび割れや寄せ書きがあるランドセルについても相談に応じているという。「サードでは『できないとは言わない』をモットーにしています。リメイクを意識して傷をつけないように使う必要はありません。私たちは使う中でついた傷も大事にしたいと考えています」と三島さん。
傷もお客様の思い出の一つ。その思い出を生かしたアイテムにリメイクすることで、長く大切に使ってもらえるようになればと考えているそうだ。
店内にある工房でお客様の思い出を生かしている
6年間の思い出が詰まったランドセル。リメイクに使い切れなかった分を、そのまま処分してしまうのは忍びないと考える方は少なくないだろう。サードではそんなお客様の思いに寄り添い、希望者に向けてランドセル供養のサービスを無料提供している。
リメイク後のランドセルの一部を桜型にくり抜いて保管し、3月10日(サードの日)に広島県福山市沼隅町の阿伏兎観音(あぶとかんのん)で供養するというものだ。ほとんどのお客様が選ぶ人気サービスだという。晴れやかな気持ちでランドセルを卒業し、リメイクアイテムと共に新たなスタートを切れそうだ。
相談からリメイク後の対応まで、徹底してお客様に寄り添うレザースタジオサードのランドセルリメイク。リメイクの相談は実店舗だけでなく、電話やメール、LINEでも受け付けている。まずは気軽に相談してみてほしい。
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