デイリーからお祝い事まで、
作り手の思いとノウハウが詰まった
御菓子所「勉強堂」の注目お菓子
デイリーからお祝い事まで、
作り手の思いとノウハウが詰まった
御菓子所「勉強堂」の注目お菓子
福山市/広島
2024.03.17
広島県福山市熊野町に本店と、広島県域でも屈指の生産力を誇る菓子工房を構える御菓子所「勉強堂」。デイリー使いから冠婚葬祭用まで、地域の素材をふんだんに使用した和菓子を提供しています。また広島駅1F ekie KITCHEN内に新店舗をオープンするなど、商品を通じて広島の魅力を全国発信する取り組みにも力を入れています。
今回はそんな勉強堂の人気商品「むぎっこ栗っ子」「本日鯛安」、新ブランド「瀬戸内果実研究所」の魅力について、3代目代表取締役・門田治己さんにお聞きしました。
むぎっこ栗っ子
勉強堂で一番の人気商品「むぎっこ栗っ子」。小豆こし餡と大粒の栗を、大麦をローストして挽いたはったい粉の生地で包み、焼き上げている。はったい粉の香ばしさと、表面サクッ、内側モチっとした食感が楽しめる新感覚の焼き饅頭だ。
数ある勉強堂商品の中で「むぎっこ栗っ子」が特に人気なのは、美味しさもさることながら「デイリー使いしやすい点が評価されているからではないか」と門田さん。昔ながらの素朴な素材を使いながらも、食べると新しい発見がある。そんな「むぎっこ栗っ子」は、毎日のおやつに、ちょっとした手土産にぴったりのお菓子だ。
本日鯛安
縁起の良さそうなデザインが目を引く「本日鯛安」。エンドウ豆を軽く炊いた青豆鹿の子と白餡を、しっとりした桃山生地で包み、鯛をかたどっている。
「本日鯛安」は小学校などの入学・卒業時に配る紅白饅頭の代わりとして、門田さんが考案したものだ。人数が多い学校の場合、どうしても美味しさより価格の安さを優先した紅白饅頭を配らざるを得ないという。そんな状況を知り「ハレの日を迎えた子どもとその家族に美味しいお菓子を食べてほしい」と思った門田さん。現状の打開策として、福山の景勝地・鞆の浦に古来より伝わる伝統漁法の「鯛網」にちなんだ鯛型のお菓子を作った。
現在「本日鯛安」は、お店の初売りやオープンの際など企業からのニーズも高い。個人でもお年賀や還暦祝いなど、さまざまなお祝いシーンで利用されている。
「瀬戸内果実研究所」の商品群
地域の事業者とJR西日本が共同で行う、地域の魅力を発信するプロジェクト「てみてプロジェクト」。そのプロジェクトの中で立ち上げたのが、新ブランドの「瀬戸内果実研究所」だ。「瀬戸内果実研究所」のテーマは、瀬戸内果実を主役にした商品の全国発信。既に第1弾としてネーブルオレンジを使用したパイ、ケーキ、モナカなどを、第2弾として八朔(はっさく)を使用したパイを発売している。
これまでに「瀬戸内果実研究所」で発売してきたのはお菓子だが、「今後はお菓子に限らず、ドリンクやフレーバーなどいろいろな商品を発売していきたい」と門田さんは言う。勉強堂の工場にはさまざまな機械が導入されているが、その中には水と油を分離できるものや香りだけを抽出できるようなものもある。そうしたものを使用して、勉強堂だからこそ作れる商品を「瀬戸内果実研究所」から発信していきたいそうだ。今後充実していくラインナップにご期待いただきたい。
今回紹介した「むぎっこ栗っ子」「本日鯛安」、「瀬戸内果実研究所」の商品は、勉強堂のオンラインショップからも購入できる。おやつや手土産、贈答品などに活用してみてはいかがだろうか。
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