西区/広島

旅のお供に、お土産に
大黒屋食品×JR西日本の新提案
「おつまみカシューナッツ(かき醤油味)」

西区/広島

片岡 真一_大黒屋食品

2025.04.16

広島市西区に本社を構える創業約75年の珍味メーカー「大黒屋食品株式会社」。広島のソウルフードを商品化した「せんじ肉」をはじめ、さまざまな珍味を製造・販売しています。

その大黒屋食品が手掛ける珍味の一つが「かき醤油カシューナッツ」です。発売以来、広島を中心にスーパーや道の駅などで販売され、多くの人から好評を得ています。そしてこのたび、大黒屋食品とJR西日本 中国統括本部広島支社が共同でプライベートブランド「SUTEKI COLLECTION(ステキコレクション)」での商品開発を企画。その第1弾商品として、オリジナルパッケージの「おつまみカシューナッツ(かき醤油味)」を新たに発売しました。

大黒屋食品の谷岡英治さんと、JR西日本 中国統括本部広島支社の呉田菜摘さんのお話を交えながら、その詳細をご紹介します。

大黒屋食品の谷岡さん(左)とJR西日本の呉田さん(右)

瀬戸内の恵を味わう、新感覚のおつまみ

このたび発売となった「おつまみカシューナッツ(かき醤油味)」の元となる「かき醤油カシューナッツ」は、2023年の夏に大黒屋食品が開発。瀬戸内エリアの新たなお土産開発による地域の魅力向上を目指して開催した「第3回せとうちおみやげグランプリ」への出品が、そのきっかけだった。

「株式会社アサムラサキが広島産牡蠣から製造した『かき醤油』に着目し、以前から取引のあった株式会社タクマ食品にかき醤油とカシューナッツを組み合わせた個包装製造を依頼しました」と谷岡さん。カシューナッツの軽やかな食感と甘味に、牡蠣の旨みが効いた癖になる美味しさは、グランプリでも高く評価された。惜しくも受賞は逃したものの、「この美味しさをもっと多くの人に知ってほしい」と商品化することを決意。2024(令和6)年7月から、広島を中心にサービスエリアや道の駅などで販売が始まった。

かき醤油とカシューナッツを組み合わせは、癖になる美味しさ

旅行気分を盛り上げ、地域の魅力を伝える

「『かき醤油カシューナッツ』は、新幹線でお酒を楽しむ際のおつまみにぴったりです。また、瀬戸内エリアの魅力を海外の方に知っていただくきっかけにもなると思い、大黒屋食品さんに共同開発のお声掛けをしました」と呉田さん。

「SUTEKI COLLECTION」から発売した「おつまみカシューナッツ(かき醤油味)」は、従来品の味はそのままに、内容量を増やし、パッケージをオリジナルデザインに変更している。特に注目してほしいのはパッケージ。表面には商品名などを英語でプリントし、海外の方にも日本のおつまみをお楽しみいただけるように配慮。また、裏面には大黒屋食品の情報を掲載し、協業している事業者の魅力を伝えている。

新たなパッケージで海外の方にもその美味しさを届ける

「かき醤油×ナッツ」の可能性に期待

「おつまみカシューナッツ(かき醤油味)」は、広島・山口エリアの主要駅にあるお土産店舗を中心に販売されている。旅のお供やお土産として、国内外問わず多くの人に楽しんでもらえるだろう。

また、大黒屋食品では今後、「かき醤油カシューナッツ」のシリーズ化を視野に入れている。谷岡さんによると、現在のナッツ市場ではミックスナッツが全体の半分以上を占めているという。そのため、かき醤油とミックスナッツを美味しく組み合わせることができれば、瀬戸内エリアの豊かな恵みや大黒屋食品の魅力を、より多くの人に知ってもらうきっかけになるはずだ。「SUTEKI COLLECTION」の「おつまみカシューナッツ(かき醤油味)」とともに、大黒屋の今後の展開にもぜひ注目してほしい。

大黒屋食品では、その他にも多くの商品がラインナップされている

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